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「拒否」して始まる、真の癒しと“自分を満たす”自己受容の旅

deep dive

ヒロインの旅 ― 自分らしく生きるために誰もが通る旅 ―

モーリーン・マードック著

『ヒロインの旅 ― 女性性から読み解く〈本当の自分〉と創造的な生き方』。

この旅は、

外側の評価のために生きる人生から、 本来の自分を思い出し、ありのままの価値を信じて生きる人生へと移行するプロセスです。

女性だけでなく、競争から調和へ、分離から統合へ向かうこれからの時代に、多くの人のガイドになる道のりだと感じています。

前回は、

“成功の幻想”に気づいたヒロインが、深い旅へ進むために「拒否」し、「止まる」必要があることを書きました。

今日はその続き。

第6章「通過儀礼と女神への下降」

第7章「女性性を見直す」について。


心の深層へ降りていく ― 女性の通過儀礼

拒否し、立ち止まることを選んだヒロインは、自ら“孤独”を選ぶことになります。

なぜなら、探している答えはこれまで身を置いてきた社会や外側にはないから。

向き合うのは、自分の深層心理。

  • なぜ私はこの生き方をしてきたのか

  • 何を犠牲にしてきたのか

  • 本来の私は誰なのか

外側に合わせて作り上げた“仮の自分”をそぎ落としながら、本来の自分へと戻るための下降が始まります。

この時期、女性はやる気を失ったり、これまでできていたことができなくなることもあります。

周囲から見ると、まるでうつ状態。

感情的になることもある。

でもこれは“異常”ではなく、女性が本来の自分に戻るための大切な通過儀礼。

心の底に沈んでいた感情、押し込めてきた本音、忘れていた願い。

それらを拾い集めるための下降なのです。


女性性を修復する ― 本来の自分を取り戻す時間

下降の期間に入ると、これまで押し込めてきた感情が浮かび上がってきます。

  • 我慢してきた怒り

  • 気づかないふりをしてきた寂しさ

  • 本当は欲しかった愛情

  • 言えなかった本音

これらに気づき、解放することが必要です。

そして女性は、男性性を使って頑張ってきた自分を認めながら、“女性性とは何か”を改めて見つめ直します。

  • 感情

  • 直感

  • 身体の感覚

  • 受け取る力

  • 育む力

これらは切り離せない自分の一部。 否定してきた女性性を癒すために、一時的に女性性に大きく傾くこともあります。

家事に没頭したり、料理・手芸・園芸などに夢中になることもある。

それもすべて必要なプロセス。

振り切ってみることで、本来のバランスが見えてくるからです。

そして女性は思い出すのです。

“ただいるだけで価値がある”

ということを。


焦らないこと ― 内省の期間に必要な姿勢と癒し

下降の時期は、周囲から見ると“止まっている”ように見えます。

だから焦りが出る。

  • 早く答えを見つけたい

  • 何かしなければ

  • このままではダメなのでは

でも焦りは逆効果。

もがけばもがくほど、本質から遠ざかってしまいます。

必要なのは、湧き上がる感情に寄り添い、それを丁寧に感じること。

その過程で、女性性の修復が自然と進み、ありのままの自分の価値を思い出していきます。

これはインナーチャイルドの癒しにもつながっています。


女性性を否定し、男性性を使って社会に出ようとした背景には、“本来の自分を否定した瞬間”があるから。

そこに気づく旅は、インナーチャイルドの癒しそのもの。

暗闇は怖いけれど、その癒しが、上昇した先の人生を軽やかにしてくれます。

私自身の下降 ― キャリアとインナーチャイルドに向き合った時間

私にとっての下降は、オーストラリアでの働き方や生き方を考えた時に深まりました。

仕事を辞めた後、私は焦りを感じていました。

  • 「何もしていない自分には価値がない」

  • 「せめて家事くらいは完璧にしなきゃ」

  • 「早く働かなきゃ」

そうやって焦って選んだことは、どれも“ずれて”いきました。

さらに家族の手術や祖父の他界が重なり、「私がやらなきゃ」と走り続けた結果、また強制終了のようにエネルギーが尽きました。

  • いつも疲れている

  • やる気が出ない

  • 誰にも会いたくない

人生で初めて、“ひとりでいたい”と強く感じた時期でした。

まさに冥界下り。 私はオーストラリアに引きこもり、女性性とインナーチャイルドを癒すプロセスに入りました。

湧き上がる怒り、寂しさ、悲しみ。

それらを一つずつ感じ、癒していく日々。

その過程で、私は両親との関係に向き合う必要があると気づき、ちょうどそのタイミングで

「母と娘の断絶を癒す」段階に入っていたのです。

そして私は、ヒロインの旅に出会いました。

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